79歳母親との別れ

◆あっけない!

カバンに身の回り品をもって、自分で救急車を呼び病院へ。まるで旅行へ行くかのように入院した母親!何やら腹が痛いとかで病院に来たようだが、入院中クレジット決済で自分で飲み物を買っている様子から、たいした病状では無かったようだ。ところがその10日後に容体が急変し3日後には帰らぬ人になってしまった。死因は、急性腎不全。10日の間に何があったんだろう?

◆悲しんでる暇は、なし!

本人もそうだったと思うが、兄の私は、予期せぬ事態で慌ただしい!当然ながら何も準備していない!何をどうする?とにかく退院!病院からは急かされるわけではないが、退院時間をやんわり聞かれ、時間に追われる!次は、葬式費用を準備!不謹慎だが、母親の葬儀にはそんなにお金をかけられない。父親の葬儀から約10年たったが、その時かかった金額ははっきり覚えているので、今回はできるだけお値打ちな方法はないのか?瞬時に考えをめぐらせたが、それでもそれ相当のことを行えば費用はかかった。亡くなって二日後には煙になって旅立った母親だけど、事務手続きに追われ、お金の心配をして、一区切りついて、やっと亡くなった現実を受け入れた。「もう、いないんだ」

◆葬式って!?

葬式ってあたりまえだけど、身内や親族が行うこと。いくら親しい人や親友みたいな友達がいたって、取り仕切れないし、取り仕切らない!今までどんなことがあったにせよ、最期はやっぱり家族なんだって思う。『家族を大切にしなきゃいけない』そう学んだ母親の最期でした。